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[朝鮮日報 2011-05-09] チョー・ヨンピルのコンサート「風の歌」
2011.05.11 23:42
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チョー・ヨンピルのコンサート「風の歌」
客席の上動く「ムービングステージ」
還暦からさらに1歳年を重ね、より自由になった「歌王」の歌を心で聞き、受け止めるには、室内の会場が最適だった。7日夜、ソウル・オリンピック公園体操競技場で行われたチョー・ヨンピル=写真=のコンサート「風の歌」のことだ。
『太陽の目』『ひまわり』で始まったコンサートは、序盤から会場を圧倒した。チョー・ヨンピルの高く澄み渡った声による優しい歌は、バンド「偉大なる誕生」が奏でるうっそうとした音の森をくぐり抜け、観客の鼓膜を震わせた。『青春時代』『モナリザ』ではギターのアドリブまで披露。チョー・ヨンピルは自分の音楽のルーツがロックであることを全身で表現した。
今年は室内会場ということで、野外だった昨年の蚕室メーンスタジアム公演と比べ、さらに声の質が際立っていた。さらに14の発光ダイオード(LED)と、400以上の照明灯が演出した光と映像の供宴は、2時間30分の間、会場を夢とファンタジーの空間に変えた。
コンサートの中盤以降では、チョー・ヨンピルとバンド「偉大なる誕生」が「ムービングステージ」に乗って会場を移動、客席を熱狂させた。これなら、会場内のどこに座っていても熱唱するチョー・ヨンピルと目線を合わせ、気持ちを通わせ合うことができる。このムービングステージは客席から6メートル上に上がり、40メートルまで前進できる。
最も素晴らしかったのは、『恨五百年』だった。1小節ごとに恨(ハン=痛恨・悲哀・怒りといったやりきれぬ思い)が積み重なっていくかのようなチョー・ヨンピルの歌声に、観客が涙する姿があちこちで見られた。この日、チョー・ヨンピルにとって「生まれて初めて」という出来事があった。歌を歌ううちに力が入りすぎたのか、ベルトが切れてしまったのだ。彼は全く慌てることなくステージ裏でベルトを取り換え、変わらぬ様子で熱唱した。
崔承賢(チェ・スンヒョン)記者
http://www.chosunonline.com/news/20110509000007